民族楽器ガイダ(5)

    楽器
    09 /21 2011
    ガイダは大まかに高音のジュラ・ガイダと低音のカバ・ガイダに分かれますが、その中でもいろいろ音階があり、サイズも異なります。
    カヴァルはD管が最も一般的ですが、ガイダはトラキア地方で広く用いられるG管がポピュラーらしいです。指の配置は左手の親指から順に

    第1オクターブ
    ソ ● ●●●|●●●●
    ソ♯● ○●●|●●●●
    ラ ● ●●●|●●●○
    シ♭● ○●●|●●●○
    シ ● ●●●|●●○○
    第2オクターブ
    ド ● ○●●|●●○○
    ド ● ●●●|●○○○
    ド#● ○●●|●○○○
    レ ● ●●●|○○○○
    ミ♭● ○●●|○○○○
    ミ ● ●●○|○○○○
    ファ● ○●○|○○○○
    ファ#● ●○○|○○○○
    ソ ● ○○○|○○○○
    ラ ○ ○○○|○○○○

    第2オクターブのソ#の音は出ず、第1オクターブのソ#とシ♭も出すのが難しいそうです。(このあたりはD管のカヴァルがドの音が出せないのと似ています)
    また、ルチロの出す音は第2オクターブのレよりも2オクターブ低いレの音が標準となっています。


    ところで、カヴァルとガイダの指導書を見比べてあれ?と思ったのは、名称の違いです。ガイダのG管では全ての穴をふさぐときに出る音がソで、カヴァルのD管では全ての穴をふさぐときに出る音がレです。これだけなら特に疑問はないですが、前者はСол гайда(「ソ」ガイダ)、後者はДо строй(「ド」ストロイ)と記述されていて「レ」ではないです。これは紛らわしいと言わざるを得ません。一方で、ネットショップなどを見るとD管がРе(レ)と書かれている場合もあります。カヴァルを購入する時は注意したほうが良さそうです。しかもキリル文字とラテン文字の違いもありますから・・・
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    xpucmo

    ブルガリアの言語や音楽(特にポップフォーク)を愛するあまり、現地のセミナーまで受けに行った変人。HNを現地で頂いたブルガリア名xpucmo = フリスト に統一しました。