![]() ![]() またマニアックなおもちゃを入手しました。Garmon/ガルモンとかGarmoshka/ガルモシカと呼ばれるボタン式のアコーディオンです(ハーモニカと語源は同じでしょうか)。ブルガリアのお店から中古で購入しましたが、楽器そのものはロシアのものです。ほかにロシアのアコーディオンとして有名なバヤンと比べると、このガルモシカはやや小型で機能がコンパクトにまとまっています。そうはいっても、持ち歩くには結構辛いですが。 社会主義時代チックなアンティークなケースも付属でついてきました。いったいいつごろ製造されたものか謎です。20世紀だろうとは思いますが。маричка(マリチカ)という機種?だそうです。 ![]() 主旋律用の右手用ボタンが23個、伴奏用の左手用ボタンが25個ついています。このキー配列がまた独特です。 こちらのページから、右手用と左手用の音配置が載った画像が参照できます。 ピアノやオルガンの感覚からすると、なんでこんな斜めジグザグ配置にするのかと思えますが、深い理由があるのでしょう。 伴奏用ボタンの中の構造は、釘を抜いて蓋を開けると、次の写真のようになっています。 ![]() 実は届いたとき、輸送時の衝撃のせいかこれらのボタンが中に沈んだ状態になっていました。ヤバイと思いつつはめ直して事なきを得ましたが、そうでもなければ中を覗くこともなかったでしょう・・・ 中はかなり精密で、巧いこと作られています。このカラクリを理解するのは私には難しそうです。見て判る範囲で言えば、ボタンが押されたとき、先端に所々付いているトの字型の出っ張りが、下にある⊥字型の針金を回転させ、空気穴を開ける仕組みになっています。 ![]() ここで気になるのが Цена: 28 руб. の文字。本体の価格が28ルーブルなのだと思います。今のレートだと100円以下になりますがさすがにそれはありえないでしょう。いつの時代のルーブルなのか手掛かりがありません。 結構大きい音が出ます。哀愁もありロシア民謡を演奏するのに最適だと思います。ブルガリアの元所有者はどんな曲を演奏していたのでしょうか。 演奏するには、指配置を覚えるのはもちろんのこと、伸縮のテクニックも必要なので、けっこう練習が要りそうです。 スポンサーサイト
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